キャリアストーリー

上司や先輩たちに助けられ、大きく成長。
妊娠・出産を経て、さらなるキャリアを目指し
日々の業務と資格取得に邁進する

大垣本店 見積部

本庄 輝

工学部建築学科卒

2007年入社

新人時代(入社〜3年目)現場監督として土台を築く一方で、悩んだ時期も

入社時から現場での仕事を希望して、名古屋支社の建築部で現場監督をしていました。そのほとんどがマンションの新築現場です。最初の頃は、先輩の助手として仕事を教わりながら、構造物の写真撮影や書類作成などをしていました。この経験のおかげで、現場の流れや施工手順のほか、施工に関わる試験や検査などについても、さまざまな理解を深めることができました。

当時はまだ女性の現場監督が珍しく、最初はなかなか受け入れてもらえず、仕事に対して消極的になってしまったこともありました。しかし次第に打ち解けて、職人さんから施工について詳しく教えていただけるようになりました。現場での経験は、現在の見積部に配属されてからもいろいろな場面で役立っています。

中堅時代(4年目〜6年目)見積にもコミュニケーションが必要だと知った日々

建築部から見積部に異動して担当したのは、外構工事の積算業務でした。設計図面から、施工に必要な材料を読み取り、数量を拾って見積内訳書にまとめていく仕事です。最初は見積部というとデスクワークのイメージが強かったのですが、外構業者に話を聞いたり、関連部署や上司に相談したりと、現場での仕事と同じでコミュニケーションがとても必要な部署だと気付きました。

配属当初は、外構工事に対する知識不足もあって苦労しました。外構業者や土木部の積算担当者に積極的に相談したり、意見を聞く中で、だんだん積算への知識や経験を積み重ねることができました。現在の構造積算業務に移行してからも、新しい構造の工法があれば資料を探したり、周囲の意見を聞いたりして仕事を進めています。

現在(7年目〜現在)仕事と育児を両立し、効率よく業務を行う工夫に努める

私は今、見積の中でも構造関係の積算を担当しています。土量や型枠、コンクリート、鉄筋の数量などについて、積算ソフトを使って図面を見ながら見積作業を進めるというものです。1人でいくつもの物件を任されますが、効率よく全ての業務をこなせるようになってからは安定して仕事ができています。

産休・育休を経て、復職して3年になります。結婚・妊娠・子育てと生活スタイルが変わっても、今までと変わらずスムーズに同じ仕事内容をこなしていけるのは、上司や同僚からの配慮だったり、大型物件の際には支援を頼める後輩がいるからだと実感しています。仕事と子育ての両立は大変ですが、今後の仕事の段取りを早めに立てるなど、限られた時間を効率よく使うように心掛けながら日々の仕事にあたっています。

将来スキルアップを目指し、資格取得にも力を入れたい

設計図書などは年々内容が変わっていますし、施工方法も新しい工法へと少しずつ変化してきています。それに合わせて、見積の数量の拾い方を変えたり、業者に詳しい施工方法を聞いたりして、しっかり対応していけるように心掛けています。

もう少し子どもが大きくなって余裕ができたら、1級建築施工管理技士を取得したいと考え、今から少しずつですが勉強を進めています。これまで身につけた知識と経験を生かしながら、今後さらにスキルアップしていけるように頑張りたいと思います。

学生へのメッセージ

「建設業界は女性が少ない」と、マイナスのイメージを持たれている方も多いかと思います。しかしTSUCHIYAでは技術職の女性社員も年々増えていますし、私自身多くのことを経験する中で、女性が活躍できる部分がいろいろあると感じてきました。TSUCHIYAは上司や同僚に相談しやすい環境があり、産休・育休制度のほかにも育児に関する制度も整っています。

TSUCHIYAで皆さんのやる気と熱意を試してみませんか。