
言葉と文化の壁を超え、
海外で活躍するTSUCHIYA社員
ハンガリーでのリチウムイオン・バッテリー工場の建築
〜GS YUASA Hungary Factory Project〜
TSUCHIYAの海外へのアプローチは、1990年代後半、海外デザイナーと協力して施工した物件が始まりでした。その後、ODAへの人材協力などを経て、本格的に海外進出を視野に入れた組織を設立。2003年にはTSUCHIYA初となる現地法人を香港に設立し、現在の海外拠点は、シンガポール、ハンガリー、ベトナム、韓国など11カ国にまで拡大しました。
そして、ここで取りあげる「GS YUASA Hungary Factory Project」の舞台はハンガリーです。2008年に現地法人を設立して以来、自動車部品や電子部品など数々の工場を建築してきました。当プロジェクトでは、ハンガリー・ミシュコルツ市でのリチウムイオン・バッテリー工場の建築を通して、海外で働くTSUCHIYA社員の活躍を紹介します。

こだわりぬいた
体感型デジタルアート空間を、
短工期で建築
「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」
をつくる
〜豊洲プロジェクト新築工事〜
2018年7月、東京都豊洲に誕生した新名所「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」。光と音響などを用いて演出される新感覚のアトラクションは「超巨大没入空間」として、SNSなどでも話題となっています。TSUCHIYAは、上屋建物の設計業務・確認申請業務と同施設敷地の地盤改良工事から建屋の建築、周囲の植栽、電気工事までを請け負いました。工期は当初予定では2017年10月〜2018年6月までの予定でしたが、建築中に急きょレストランなどが入る付属棟の建築も決まり、同年8月までとなりました。このプロジェクトでは、すでにオープン日が予定されている短工期の中、体感型デジタルアートを実現するために求められる細部までこだわりぬいた設備と、より充実した施設にするための仕様変更など臨機応変な対応が求められる工事となりました。

愛知県内の物流と
名古屋都市部の渋滞緩和に
貢献する
名二環かの里1交差点北下部工事
愛知県名古屋市の都市部を囲む環状高速道路、名古屋第二環状自動車道。通称「名二環」。2020年度中の完全開通を目指し、全長66.2kmのうち、約12kmの未開通部分を結ぶ工事が行われています。工事区間のうち、名古屋市中川区かの里1丁目交差点の北側に設置する下部、すなわち橋脚部分の工事を担当したのがTSUCHIYAでした。この区間が開通すれば、名古屋都市部の渋滞が緩和するほか、物流ルートも大きく拡大するなど、東海圏の暮らしやビジネスに大きく貢献できます。また、この工事は国土交通省が完全週休2日制を入札条件とする案件であったため、働き方改革の推進を目指すTSUCHIYAにとっては、テストモデルとして重要な意味を持つ工事となりました。