2021年06月24日:
【プロジェクト紹介】愛知豊田物流計画
当工事は愛知県豊田市における物流倉庫の新築工事で、現場は豊田市藤岡インターから東へ500m程に位置し、紅葉で有名な香嵐渓へは車で20分程の立地です。
昨年5月より当社設計部で設計業務を開始し、昨今のトレンドであるマルチテナント型物流倉庫(1社のみでなく複数の企業へ貸出すことを前提として設計された倉庫)として最新の倉庫機能を有しています。
構造に関しては鉄骨造ラーメン※に座屈※拘束ブレースを併用して鉄骨量を抑えた経済設計となっております。
緊急事態宣言が発令中の昨今、当現場からコロナ感染者を出さないよう、毎朝の検温、三密回避の徹底、ZOOMを利用した会議を行っております。今後は移動式昇降足場等、新工法を採用し来年4月の引渡しに向け高品質の建物を提供しお客様に十分満足していただけるよう、社員・協力業者一丸となって頑張っていきたいと思います。
▲完成予想図
※ラーメン(構造):柱と梁が溶接などで接合され一体化している構造のことです。ブレース(筋交い)無しでも設計できますが、併用することで鉄骨の量を抑えることができます。
※座屈:例えば柱を上から押さえつけるように力を加えるとします。その力を徐々に大きくしていくとある一定の力を超えたとき急激に柱が折れ曲がります。これを座屈と言います。座屈拘束ブレースは座屈が起こらないよう工夫されており、鉄骨の量を抑えることができます。
【工事概要】
発注者:戸田建設株式会社 戦略事業推進室
事業者:CBRE グローバルインベスターズ・ジャパン株式会社
設計:TSUCHIYA株式会社 東京支社
工事場所:愛知県豊田市西中山町
工期: 2021年2月8日~2022年4月25.日
用途:物流倉庫
構造:鉄骨造 3階建て
敷地面積:36,009㎡
建築面積:19,211㎡
延床面積:56,670㎡
【周辺地域】
愛知県豊田市は県内で名古屋市に次ぐ人口を持つ中核市です。市名の由来となっている企業の企業城下町として有名で、工業都市のイメージの強い地域ですが、紅葉の名所として有名な香嵐渓の他、6月~7月にかけては一部地区でホタルがみられる等、自然も豊かな市です。
▲紅葉の季節の香嵐渓
【工事写真】
▲6月上旬:基礎工事
担当者コメント
現在基礎工事を施工中です。足場、鉄筋をユニット化し工期短縮と技能工の不足に対応して進めています。7月中旬からは鉄骨建方施工予定です。
▲着工前