2021年02月25日:
【プロジェクト紹介】令和元年度 東海環状志津第1高架橋P16橋脚工事を更新しました
プロジェクト紹介として当社で施工していますプロジェクトの進捗を着工から竣工まで複数回定点写真を交えご紹介します。今回は東海地方の一大事業である東海環状自動車道事業の一つである「令和元年度 東海環状志津第1高架橋P16橋脚工事」をご紹介致します。
【事業内容】
国道475号東海環状自動車道は、愛知県豊田市を起点とし、愛知県瀬戸市、岐阜県岐阜市及び大垣市等の主要都市を経て三重県四日市市に至る延長約153kmの高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)です。
本事業は、中京圏の放射状道路ネットワークを環状道路で結び、広域ネットワークを構築することで、環状道路内の渋滞緩和、沿線地域の地域産業・観光産業の支援、災害に強い道路機能の確保、またストック効果を図るために進められています。
当社は、その事業のもとで西回り区間、養老IC~北勢IC(仮称)間の海津市において、本工事を含む3基の橋梁下部工を施工中です。
海津地区においては、橋梁下部工が今年度より着工となるため、地域住民の注目度も高く、特に地域住民や周辺環境に配慮しながら工事を進めております。
【周辺地域】
周辺の名所としては養老公園内の養老の滝があります。落差32m、幅4mの滝で日本の滝百選に選定されており、その水源は養老の滝・菊水泉として名水百選にも選定されています。西暦717年頃には当時の天皇がこの地に行幸されていたり、葛飾北斎らが浮世絵の題材としていたりと古くから名所として知られていたようです。
▲養老の滝
また、現場がある海津市に隣接する養老町は焼肉の名店が多く、県道56号線は養老焼肉街道と呼ばれ県外からも多くの人が訪れるそうです。今年は3月上旬までオンラインでの肉まつりイベントが開催されており、通販やオンライン番組が配信されています。
【工事概要】
発注者:国土交通省 中部地方整備局 岐阜国道事務所
工事場所:岐阜県海津市南濃町志津地内
工期:2019年12月17日~2021年3月25日
工事概要:橋梁下部工一式(道路土工、RC橋脚工、仮設工)
【工事写真】
▲2021年1月時点
担当者コメント
1月末現在工事の進捗は95.8%で、張出梁の施工を行っております。2月上旬に最終のコンクリート打設が完了します。
当地域は、伊吹おろしの影響で大変風が強く、足場最上部では気温が低くなるため、コンクリートの品質を確保するために寒中養生を実施しています。引続き、安全最優先で施工を行っていきます。
▲2020年12月末時点:橋脚柱部
担当者コメント
12月末現在の進捗は92%で、橋脚柱5ロット目の施工を行っており、地上約25mの高さとなりました。まもなく柱部分の打設が終わり、張り出し部分の施工へと進みます。
冬季には当地域を含めた濃尾平野には、日本海側から琵琶湖を経て伊吹山の麓に吹き込んでくる「伊吹おろし」という季節風が吹き、大変冷え込み、12月中旬には初雪が降りました。特にコンクリートは寒くなると固まりにくくなるため、品質に留意し施工していきます。
▲2020年10月末時点:橋脚柱部
担当者コメント
現在工事の進捗は79%で、橋脚柱部の施工を行っております。
躯体が30mの高さとなるため、今後は高所作業が主体となります。
墜落・転落災害防止を重点に安全管理を行い、工事を進めます。
また現場周辺の農作物の収穫も終わり、地域の方と接する機会も減りますが
引続き地域住民への配慮に努めていきたいと思います。
▲2020年8月末時点:基礎工
工事担当者コメント
8月末現在、工事の進捗は65%で、橋脚の基礎部(フーチング)の施工を行っております。
現場周辺の田んぼが実ってきており、地域の方に声を掛けていただく機会も増えました。
まだまだ残暑厳しい季節ですが、高品質なコンクリート構築に向け工事を進めていきます。
▲2020年6月末時点:仮締切・掘削工
工事担当者コメント
6月末にて仮締切・掘削工事が完了しました。工事の進捗は54%です。
7月より橋脚躯体の施工へ進みますが、梅雨シーズンの降雨による工程遅延、また梅雨明けの熱中症対策を万全に行って安全最優先で工事を進めます。
▲2020年5月末時点:既製杭工
工事担当者コメント
5月も引続き既製杭工(回転杭)を施工しています。6月上旬には杭の施工を完了し、仮締切・掘削工事を行う予定です。多大な湧水が想定されるため、泥水等の排水対策を講じ周辺環境への影響低減に努めます。

▲2020年4月末時点:既製杭工
工事担当者コメント
4月末現在、既製杭工(回転杭)の施工をしております。橋脚の根幹部分となるため、杭の施工精度向上や技術提案事項の確実な履行を行い、品質向上に努め施工を進めています。
▲2020年3月末時点:着工前